初心者がハンドモーションを上達させるシンプルなコツ

美しい手の動かし方、使い方というのは全ての踊りに共通していると思いますが、フラは指先まで柔らかく動かします。その動きは波の動きのように、葉が風にそよぐように、どこまでも滑らかで常に動き続けます。今回は指先を柔らかく動かせるようになる練習方法をご紹介します

意識しないで動かせば、おいで~おいで~という手に見えたり、動かしすぎて肝心の振りが何を意味しているのか、わからくなってしまうこともあります。
フラの振りは手話のように手の動きで歌の意味を伝えます。なので、手話を妨げるように動かしては本末転倒です。

さあ~そこで
肝心な振りをより美しく、指先をどれだけでも長く、女性らしい柔かさを表現する手の動きの練習方法をご紹介します。

いつでもどこでも出来る指先を動かすストレッチで繊細で滑らかな美しい指先を手にいれましょう

1.まずは両手の平を、手の甲から少しずつくっ付けていきます。この時なるべく指先をそらせながら下から順番に少しずつ、しっかりつけていくのがポイントです。
手をそらせながらなので、指先にいくにしたがって甲の方のは離れていきます。

2.そらせながら、そらせながら、ゆっくり両手の平をつけていって中指の指先にまで到達したら、フワッと柔らかく両手を離します。
この時、メロンくらいの大きさのボールを持っているように丸い形にする。

3.この動きを何回も繰返しやって慣れてきたら今度は片手でやります

最初は机の上で手の甲から机につけていってと~先ほどの動きを練習します。机などの硬い土台の上だとやりやすいと思います。
この時、必ず両手でやっている時と同じ動きを意識してください。わからなくなったらまた両手に戻っての繰返し。

机の土台にも慣れてきたら今度は湯船の中でお風呂のお湯を土台にやってみましょう。お湯のようにしっかりしていない土台の上では自分の力加減とコントロールだけが頼りです。お湯が波立たないよう繊細な動きを身につけましょう。

4.片手でも、お湯の中でも出来るようになったら、いろんな向き、高さ、角度で出来るようにしましょう。
最初、始めた時は胸の前でお祈りをするような形で練習していると思います。

それが机やお湯を使って、床と平行に動かせるようになっていると思いますが、

そこから、、、手を上げても、前に出しても、手の平が自分の方を向いても、右手と左手が互い違いにも、手がどんなところにいても最初の練習と同じ動きができるように、いろんな方向、いろんな角度で動かしてみましょう。

5.ここまでやってみるとわかるかもしれませんが、指を必要以上に曲げないというのが美しい指先、手の動きにするコツです。そしてこの手の練習は場所もとらずちょっとしたときにいつでもやることができます。ふとしたときに手を動かすのを癖にしてみてください。

 

フラで手は歌の物語りをつむぐ役割をします。歌うように、お話をするように滑らかに。

ハワイアンの歌詞は自然のことやラブのことなどたくさんありますが、たとえば美しい海を表現したいとき、自分の手も美しくなければ表現するのはなかなか難しいですよね。自然を表現できるかなんておこがましいかもしれませんが、すこしでも美しく近づけるように努力することはできます。

だからといって無理する必要はありません。

少しづつでも、思い出したときだけでも、何かのきっかけで簡単にどこでもいつでもできるようになっているのがこの練習方法です。ちょっと暇ができたときなんとなく手を動かしてみてください。やればやるだけ、滑らかでやわらかい指先になっていきますよ。ゆったりした曲には動き続けるやわらかな指先を! ポップな曲には軽やかでキュートな指先を!曲によってまた手や指先の表情も変えられるようになっていくと、もーー!!!すごいですね(^^)

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